ガンとの共存を目指すブログ

ある日、妻がガンと宣告された

妻がガンと宣告された日

このブログは自分自身の気持ちの整理になればと思って、書き始めました。
家族構成ですが、36歳夫、38歳妻、2歳娘、0歳娘の4人となります。
書き手は夫です。


2020年3月のある日、妻から胸が痛いので通っている産婦人科の乳腺外来に行くと連絡があった。
私は出張中で、妻から結果の連絡を待っていた。
そこへ妻からの連絡があったが、その連絡の内容は、大学病院で検査をすぐ受けてほしいと言われたという話だった。


その瞬間、嫌な予感がした。
実は1年ほど前から妻の胸にしこりに気づいていて、妻にも病院を勧めていたが、ちょうど0歳児の授乳期間ということもあり、乳腺炎ではないかと、そのままとなっていた。


その後、妻から大学病院での検査の結果連絡があった。
乳がんだった。この時の診断はステージは2。
後日再検査するとのことだった。
そして、再検査の結果はリンパと胸骨に転移が見られて、ステージは4。
すぐにステージ4について調べた。
ネットで検索してでてくる言葉は、末期がん、5年生存率30%、完治することはない等と無慈悲なものばかりだった。
ショックだった。とても現実を受け入れられるものではなかった。
思い描いていた妻と2人の娘のこれからの幸せな生活が一気に崩れたと感じた。
一家心中すら頭に浮かんできた。


妻と電話するが、妻自身は冷静だった。
幼子2人の育児をしながらガンを宣告され、ガンによる痛みもあり1番辛い妻本人が冷静に現実を捉え、ガンと向き合っていく覚悟を決めていた。


再検査の結果を聞いて、居ても立ってもいられず、急遽出張から帰宅した。
家に帰り妻と再会した。
妻はガン宣告前と変わらず明るく、元気で、にこやかに迎えてくれた。
立場が完全に逆だが、1番辛いはずの妻に元気づけられてしまった。


これから家族でガンと向き合い、必ず克服していく。
完治とは言わない。ガンと共存して、娘たちの成長を見守り、娘が独立して、自分が定年退職を迎えたら妻と2人で幸せな老後を絶対に過ごす。